アヤメに重ねる笑顔・地面に無数のウラナミアカシジミが落ちていた

母にアヤメの花開いた姿を見せてあげたかったが、駄目だった。

風があるし、雨も降ったし、第一僕自身仕事があったし。明日はどうかなと気にはするが、天候はさらに悪化するみたいだし、母は興ざめしてしまった。

「庭で花いじっているのが一番良い」と。

そうは言いながらも、昨年母の兄弟やその親戚筋が母の故郷である関川村から大挙してやって来て、地元の桜を愛でに連れて行ってくれ、その桜の下で記念写真に収まった母の姿はとんでもなくうれしい顔を浮かべていた。

あの顔は本物だ。心底うれしい顔。

僕はあんな楽しそうな母の顔を見たことがない。

外に連れて行ってやろう・・子どものようにはしゃいだ嬉し顔を僕の目で見てみたい・・そう思っていたのになぁ~。

RDPⅢ Ai-Nikkor 180f/2.8s ED NikonF3  新発田市 10数年前

ウラナミアカシジミ

仕事が終わってポッカリ空いた2時間をフィールド観察に当てた。ビール飲んでふんぞり返っていようかなと思ったけど、30分も車を走らせればそのポイントへ行ける。

最初に阿賀野市T地区。

なくしてしまったレンズフードを探す目的も兼ねた。拾った小枝で草藪をツンツンしながら歩いていたらウラナミアカシジミが舞い上がった。

いずれも地表近く藪の中に潜んでいたんだな。

風があって小枝や葉っぱが地面に散乱していたから蝶も下へ落ちたのだろうか、それとも待避したのかな。

気温が低く活性がなく近づいても逃げない。

全部で8頭、このうち1頭は手で捕まえることが出来た。親指と人差し指で挟んだ翅からは胎動が伝わった。胸元の高さからポイッと放ると弱々しいが飛び上がり、クヌギかコナラの葉の中に隠れた。

次に近くのJ地区へ。

此処ではミズイロオナガシジミ3頭を草藪の根元近くで、ウラナミアカシジミ2頭が背丈の低い桜の葉に座っているのを確認した。

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朝陽が上空の雲をどんどん輝かせていく・NikonF3もちリバーサルフィルム

夜明けとともに全天を覆った雨雲が千切れていく・NikonF3

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