先月27日の撮影ですから、今は既に花落ちて、その盛りの姿はありません。
新緑にこの花の色は醒めるように映え、花が無くなった後でもこの場にやって来ると、当時の姿を重ねて眺めてしまいます。
それほど「記憶に残る色彩」です。でも「記憶に残る写真」ではありません。
これまで幾度となく撮影しているのですが、背景がうるさかったり、花の色が濃すぎたり、花そのものが生気を感じないほど萎れていたりして。
それでも撮るには撮る。
けれでもやっぱり駄目なんですね。
分かるのです。
「全然面白くないや~」となって、撮影済みフィルムを帰り道、立ち寄ったコンビニのゴミ箱に捨てたりしてました。
写真
このフィルムは捨てなかった。
現像に出してチェックもした。
だから此処にあるのですが、今回はほぼ同じ画角で180㎜レンズと40㎜レンズで撮り比べてみたのでした。
望遠レンズで撮影したのは背景がボケてその緑が綺麗。40㎜レンズは背景はさほどボケず、また近づいたぶんだけ花の粗が目立った。
でもこれが良いなと。
当日は雨が降っていて、その中で緑とこの花の色は鮮明に焼き付いた。
「記憶に残る色彩」となりましたが、「記憶に残る写真」となると、また来年への持ち越しとなりました。
次回は振り向いてくれるのでしょうか。いや、その前に振り向いてくれるような術を身につけないといけないのかも。
RVP100 フォクトレンダー ULTRON 40f/2 SLⅡs NikonF3 阿賀野市
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