チョロチョロ流れる水の量が増えた。冬の間何気に目にしていた小径沿いの暗い小川が明るくなって息を吹き返した感じ。
山懐が本来かかえている湧水のせいかは知りませんが、春を迎えて重なり積もった落ち葉や雪の礫も掃き流されてしまっていた。
流れに勢いも感じます。全てはあたたかな陽の成せる技。
つい数週間前までは小川があるかないかも分からないほどに堆積していたのに。
あたたかな陽
春の光でしょうか。冬とは違ったあたたかな光が小川のそこかしこにあって、流れの中を覗き込んでしまいたくなりました。
シダの葉っぱが流れの底に影を落としていて、その影が流れに沿うように小刻みに揺れるのです。その光景を撮ろうと1枚撮ったところで、長靴に水が入ってしまった。
写真はシダではなくクヌギかコナラの落ち葉。こちらはタップンな長靴でしかも水面に尻を浸した状態で撮ったもの。そうしないとこの角度で撮せない。
どうでも良いのですが、それくらいまでして捕まえたい光でもありました。
それにしても冬の間、山陰に吹き寄せられたり、雪面にペッタンとパッチワークのように貼り付いていた落ち葉は何処へいっちまったのだろう。
RVP100 Ai-Micro Nikkor 55f/2.8s NikonF3 9日撮影
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