翅を一杯に広げて陽の光を集めているのはシジミチョウの仲間、『ベニシジミ』。
翅をたたむと十円玉の直径にも満たない小さな体。それでもって光や熱を一寸でも逃すまいとする姿に健気さを感じてしまいました。
この日は冷えて地上近くでは霧がたむろしていた。
それがグングンと太陽が上るにつれて光がサンサン。
きらめいていた朝露も一気に消え失せてしまう勢いです。
小さな花園が通りの端にあるのですが、そこにちょこんと紅の色。
静かに近づいてみたら、それはベニシジミでした。
長い2本の“髭”にはまだ小さな小さな水滴がまとわりついていましたが、翅はすっかり乾いた様子。
もう飛び立ってもよさそうな感じです。
邪魔しないようにゆっくりとした動作で、これまた静か~にシャッターを押したつもりなのですが、一度限りで終了。
図らずも予感は的中したのでしたが、だったら、もっと別なアングルで近づくことが出来なかったものかな~なんて反省する1枚になってしまいました。
RVP100 Ai-Micro Nikkor 105 f/2.8s NikonF3 4日撮影 福島潟
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