影絵・日が暮れてハンノキの塒に鷺が戻って来た・瓢湖にて

上空に夕闇が迫る頃、サギがねぐらに戻ってきた。

岸辺のハンノキの枝先にポツンポツンと降り立っては羽繕い。

痛んだ羽根の手入れでもしているのかな。

それとも仲間同士で今日一日の出来事でも話しているのだろうか。

「あそこの田んぼの畦に行ってみろよ。太ったドジョウうまかったよ」と。

でも、言葉を持たない彼らはどうやって集団行動するんだろう。

危険意識が進化するのは分かる。そのうえで喜怒哀楽が成立するのだろうか。

影絵を眺めているうち、想像の世界が際限なく拡がっていく。

静かに闇夜の時間が訪れる。おやすみなさい。

 過去記事 初掲載  瓢湖にて撮影

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鶯色と紅梅色・関川村鷹巣キャンプ場は春の陽に溢れていた

霧の中のハンノキ・音までも閉じこめてしまいそうな空間域

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