ユズリハは冬の野鳥たちにとって、願ってもないシェルターでしょう。
あらかた葉が抜け落ちて骨組みだけになった樹木では隠れたところで、身体は丸見え、寒風はもろに吹き付けてくる。
潜り込んだり、飛びだしたりする時が容易なだけではないでしょうか。
その点ユズリハは冬の樹木の中では唯一、葉が生い茂っていて、名前の由来通り古い葉と新しい葉がタイミングよく入れ替わる。
つまり一年中、髪の毛フサフサ状態ということになるわけだ。
そんなこと考えると綿帽子が出来るくらい雪が積もった時なんか、内部の温度は寒いながらも安定しているんじゃない?
写真は雪雲がやってきて、急な嵐に見舞われた時の様子。
公園で雪遊びに興じている親子、そしてレンズを振り回している
私にもパチパチと音を上げてはひっくりかえるような霰が降ってきた。
たまらず、近くのユズリハの懐へと逃げ込んだのでしょう。
やがて嵐が去って、周りが少し明るくなりました。
ヒヨドリは葉陰越しに空を見上げ、様子を伺っているようです。
RVPⅢ 600㍉ NikonF4 新発田市・五十野公園にて
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