実家に帰るたびに保存してるホオズキの写真を撮っている。若い頃に茶道を習っていた時期がちょこっとあって、先生が茶碗や茶花など形あるものには自ずとその正面が決まってると聞かされた。
モノを撮影するときおそらく何度も聞かされたこの言葉が思考の背景にあるんだろう、いろんな角度で眺めてウンウン頷いたり、チェッと舌打ちしたりする。
このホオズキはおそらく2年落ちのヤツかもしれん。可能な限りホオズキを乾燥させて保存してる。現在20個ほどあるが透かしホオズキは少ない。
話がいったりきたりするが、僕はこのホオズキの正面はコレかなと思っている。ホオズキのヘタからの眺めが正面とは。まさかでしょ。あり得るわけがない。
「モノには自ずと正面が決まっている」とする王道とはズレますな。
ありゃ?
俺は一体何を言いたいのだろうか?
撮影
小屋の中。出入り口近く。ジュース箱の上にマットを敷き、さらに新聞に挟んでくる広告の裏の白い光沢紙をのせている。ホオズキをそこへ置いた。三脚使用。水平だして30度斜め上から見ている。
f値14でかなり絞り込んだ。f値4で撮影したカットはホオズキの輪郭部分がぼやけている。それはそれでいいんだが、どちらか一方の選択でとなると14のほうがいいかなと。
GRの現像モードはネガ。チラッとアレンジしてる。
21日撮影・胎内市
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