逆光の位置からエノコログサの朝露を狙っていて、出会った紋白蝶。
躰は今だ露をまとったままでいます。
そんな彼女さん(男かもしんない)にゆっくり近づいて、慎重にパシャリ。
蝶は朝露に濡れているから、ほぼ逃げませんが、朝露が問題なのですね。
草藪は互いに抱きついたり、抱かれたり、絡みついたりしていますから、踏み出す一歩が揺れを起こし、揺れた仲間が背後の同僚を呼び寄せるのです。
その度にハラリ、ポロリ、露がこぼれ落ちるのですね。
足元のすぐ先ならまだしも、2,3歩先のエノコログサが左右前後に傾くと、かなり緊張し、そんなに体を動かしたわけでないのに一気に疲れます。
それに、近づくのに時間を掛け過ぎた感じがします。
私の目にした蝶はもっとビッシリと露がまとわりついていましたから。
一発目の姿がかなり強烈に脳裏に焼き付いたのですね。
寒露
撮影した10月8日は二十四節気の一つ『寒露』。
澄んだ冷気漂う夜明けとまではいきませんでしたが、足早に訪れる秋の気配を確かに感じた朝でした。
RVP100 Ai-Micro Nikkor 105 f/4s NikonF5 福島潟
この後、新潟マラソンの応援に出掛けたのでした。
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