薄い桃色が次第に濃くなり、朱色に変わり、やがて赤味が増して、そのピークを迎えるのがいつもの朝焼けならこの日は違う。
ひんやりした大気を肌で感じつつ明けゆく空を仰ぎ見ると綿飴のような雲。遠く稜線がほんのりと桃色に染まり出すと、雲がまるで吸い取り紙のように色素を吸い込み始めた。
吸い込んでは膨らんでいく。
染まる雲の反射も強烈で湖面の一部だけライトに照らし出されているようにも見える。
手前の漆黒の水面がまるで闇の世界に見えるほど強烈な朝焼けだ。
RVP100 35ミリ NikonF5
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