11日、爆弾低気圧の通過で雨、潮、砂、ごちゃ混ぜの嵐の中で撮影している。
窓枠のビニールなんてゴワゴワはためいて、よだれのように千切れ飛び、砂と潮でメガネが白濁し、口のまわりをペロリンチョするとジャシジャシと塩っぱかった。
レンズのピントリングはゴリゴリ。ヘリコイドに砂が入り込んだんだ。
被っていた帽子は直線でズバッと飛んでいき、行方知らずになっちまった。
家に戻って風呂に入ると、なんと湯船の底に砂が溜まっている。
それなのに、撮影時に経験した“荒ぶ冬の浜”とは程遠い写真が出来上がった。
荒涼とした冬の浜辺を意識して、敢えて嵐がMAXになった昼の11時頃に併せて撮ったにもかかわらず、嵐が去った後のような物静かな絵になっちまった。
『寂れた冬がやって来る・・かもしれない』・・が正しいタイトルだな。
撮る側の感情移入や思い込み、かたや、そのまんまを切り取る写真・・そのギャップが現れた典型的なもの。体感が激しかったせいか。
余談(18日の出来事)
アルビが勝った。でも、降格が決まった。
この日、試合が始まる前の周辺道路は観戦に向かう車で混雑した。雨は涙雨になった。みんなどんな気持ちで家路についたのだろう。
RVP100 Ai-Nikkor 50 f/1.2s NikonF5 新潟市・島見浜
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