出会い
7月下旬に♀成長個体を目撃し、その後気になって見に行くと、ウマノスズクサの葉裏に、大雑把に数えただけで20匹あまりの幼虫がいた(撮影は15日)。
大きいのは長さ30㎜、太さ7㎜前後、小さいのは大きいのを縮小した感じで長さ10㎜にも満たない。(ということは産卵が数日間に及んだということ?)
体つきは蝶の幼虫にしては特異だ。どうみてもウルトラマンに登場していた怪獣『ピグモン』だ。体全体がイボで覆われているなんてコイツぐらいか。
横道に逸れるが、『ガラモン』という怪獣もいたな。ただしアレは ウルトラQ に登場していた怪獣で体長が2,30メートル、かたやピグモンは1メートル足らず・・
話を元に戻そう・・
大きいヤツの中には既に動きを止めた個体も。あれはもうじき蛹になるのだろうか。
それ以外は食欲旺盛で見ている間もガツガツ葉を食べまくっていて、ウマノスズクサ自体が枯れるんじゃないかと心配になる。
少し大きめのヤツを摘まんでみた。ぷにゅぷにゅ・・うっかり指先に力を入れてしまうと潰れてしまう。
頭を触ってみた。
威嚇印のオレンジ色の臭覚がぽちょと出た。
ところでウマノスズクサは有毒らしい。それを食草とすることで自らの体内に毒素を溜め込んでいく。
当然成長になっても、この蝶は毒を持っていて相手の捕食行為から逃れている・・なんて図鑑に書いてあった。ほかにもいろんな防衛本能があるらしい。
気がかり
その後、会社が早く引けたときなどに足を運んいるが、数が減ってきた。
蛹になるために移動したと思いたい。
ウマノスズクサは枯れてきたのが目立つ。これは幼虫の仕業ではない。おまけに下草刈りも行われ、彼らの宿は哀れになった。
薬剤散布や下草刈りが凶と出なければいいが。歩道から丸見え状態の彼らが不憫でならない。無事、生き延びることを切に願う今日この頃なのであります。
ジャコウアゲハはどうかわからんがウマノスズクサは新潟市の絶滅危惧種Ⅱ類に位置づけられている。オニバスと同じぐらい希少植物なのだそうだ。
*写真:頭は下の方だった。ケツにピント合わせてしまった。
RVP100 Ai-Micro Nikkor 105f/4s NikonF5
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