夜明け30分前、スタジアムの向こうから一気に朝焼けが始まりました。
桃色、朱色、赤色と色彩が劇的に変化していきます。
グラスに入った赤ワインが揺れてるみたい。
“浸食”が僕の足元近くまで届いてきそう。
薄い雲の全天や凪いで鏡のような湖面が赤いオブラートのような皮膜で幾重にも塗られ、いよいよ濃さを増し、輝いてゆく様に僕は立ち尽くしてしまいました。
美しい・・
綺麗だ・・
それ以外に言葉が見つからない。
大げさで無く、言葉を失う美しさとはこんな光景かもしれない。
近くに住んでいるのかステテコ姿のお爺ちゃんも手を後ろに組んで見入っています。
波長の長い赤色を強調するためスローシャッター。
露出はカメラの表示よりも若干マイナスで挑戦してみました。
早起きの特権を享受した結婚記念日の朝焼けでした。
RVP100 35ミリ NikonF5
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