夜明けが近づいて、覆う雲が次第に薄れてきたとは言え、街の向こう、遠く見えるはずの山脈は今だ雲の中。頭上を流れる風が雲を蹴散らしているようだが、日の出前には・・どうだろう。
三脚をしっかり設置しながら、頭の中ではそう思いながら、明けゆく鳥屋野潟を見やっていたら、急に赤く染まりだした。
どうやら、雨雲が山の端を乗り越えて、向こうへ消え、替わって薄雲が流れ込んできたようです。朝焼けの時間帯にタイミング良く重なりそうな気配。
その様はビーカーの中の液体にスポイトで“赤い色素”を一滴ずつ垂らしては、グルグルかき混ぜて様子を見て、また一滴・・ポタリ・・・。
そんな理科の実験めいた事を何度も繰り返しているようで、終いには「一寸、入れ過ぎなんじゃないの」と言いたいぐらいに真っ赤かな鳥屋野潟になった。
RVP100 Ai-Nikkor 180 f/2.8s ED NikonF5 6月9日撮影
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