スギナ全体が朝露に包まれていた。
ここは三川村 たきがしら湿原。かつて限界集落があった。
集団移転後、暫くして回遊式の遊歩道が出来、現在は自然観察指導に持って来いの場所になった。
ただし、あまり知られていない。山深いこの場所まで目的が無ければまず来る人はいない。
この日はザゼンソウ、イワカガミの撮影が目的だった。
誰一人いない湿原の朝。霧が地を這う音が聞こえてきそうな静けさの中、目に映ったのは光り輝く無数の朝露。
水分をたっぷり含んだ水の玉。こぼれ落ちそうで落ちない。
張力を微妙に保っている。
180ミリレンズ 撮影年月日不明
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