「ちょっと危なくね~か~?」・・イナゴが話しかけてきた
「相当、ヤバイかも知れません」・・俺
「相当・・ってどれくらいなんだよ!」・・気色ばんだ表情のイナゴ
「真っ二つに裂かれるかも知れませんぜ」・・俺
「・・・」沈黙のイナゴ・・固まって動かない
長いカマを持った爺様が下草めがけて、それを左右に振っては手前に引いたりしながらズンズン近づいていて来るのだった。腰は年相応に曲がっているが、歩く速度は年齢を感じさせない。
ただ、足元の地面ばかり見つめながら、カマを振り回しているし、歩む先の延長線上にイナゴちゃんがいる、オイラはそのすぐ脇でしゃがんで、雲間から陽が射してくる瞬間を待っている。
イナゴちゃんもオイラも相当、怖い思いをしていたんだな。
結局は太陽が照るのが早くて4カット撮影することができたが、爺さんは相変わらず手を休めることなく近づいてきたのでした。
*背景のボケた緑は大地一面の小松菜みたいな葉っぱだよ。
RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s NikonF5 11月6日撮影
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