およそ330年ほど前に、かの松尾芭蕉がこの潟を渡ったという。
夏の夜明け、エンジン音を轟かせ漁に向かう小舟が醸し出す波紋を眺めていて、なぜか遠くいにしえの風景を思い浮かべてしまいました。
目にする遠くの山並や山裾はおそらくは当時のままで、葦原を渡る青草の匂いも、さほど変わり映えはしないのだろう。
けれど自分が生まれるずっと昔にこの地で生を受け、やがては土と帰っていった数え切れないほどの魂がこの潟の底に幾重にも堆積している
・・・そう思うと、背筋を伸ばし手を合わせたくなるような盆休みでした。
RVP100 AI Nikkor 180 f/2.8s ED NikonF5 8月16日撮影
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