同級生の描いた名画である。今年の夏の終わりに大枚を叩いて買った。コツコツ貯めていたカメラ購入資金を崩してまで手に入れた背景はほかでもない、「名画」だからだ。
飾らずに夜に独りになって外箱から名画を取り出し膝に置き酒を飲む。彼女は確か言ってたな、「児童を連れて学校近くの川端で写生した」って。俺はあの時の彼女の言葉を頭の中で反芻してる。
娘が何を思ったか「父さんの仲間が描いた絵が観たい」と言い出した。
「父さん 私 判るんだから こうやって膝の上に置いて ニヤニヤしながら この絵 観てるでしょ」と。「酒を飲みながら」と言わなかったのは女房を目の前にした娘の配慮か。
27日夕飯前に撮影
減薬離脱症状
この写真の撮影後4時間ほどして減薬離脱症状が出た。悪寒、手の震え、口渇、頻尿、不眠。僕らは冷静に対処する。何かを壊したい、自他を傷つけたいとする所作は明らかに少なく弱い。ただし症状の継続が3時間強とこれまでのより長い。コレは何を意味しているのだろうか。
ベンゾ系ロラゼパムの離脱症状と比べて衝動性は弱いが症状の持続性があるということか。それとも症状の出はじめに飲ませたクエチアピンの作用が関係しているのか。この薬が効き始めるのに3~4時間かかる。離脱症状継続時間とほぼ一緒である。
クエチアピンは朝、夕、就寝前の3回25㎎×2錠を服用していた(1日150㎜g)。18日朝1錠の減薬開始。1週間経過し不穏な動きもない。それで26日夕1錠減薬した。丸1日と数時間経過して「風呂に入ってる時に、なんか変だなぁ~」となったと娘。ドライヤーが持てないほど手が震えたらしい(俺は寝ていてその様子を見ていない)。
朝1錠減薬後の安定期間が短すぎたのではないか。2週間は様子を見て、その後は漸次減薬に変えるべき。つまり3週間かけて1錠の減薬みたいな。減薬による症状の再発を不安がる娘にもよいだろう。
娘は午後になって活力が出てきたのかテレビをよく観ていたという。いつもの様に食後2階で横になることはなかった。「なんか、眠くないなぁ~」。女房は娘のこの言葉が気になっていたという。
9月ベンゾ系フルニトラゼパム一気に半減が祟り、これがもとでそれまでの抗精神薬、抗不安薬の服用量が2倍に増えていた(主治医は減薬による離脱症状を認めず、再燃と捉え強く入院を勧めた)。
増量は簡単だ。だが抜くのに難儀する。
あの時、我々に知識があればと思う。一度に2倍の服用に切り替える前にフルニトラゼパムの暫時減薬法を思いつかなかったのかと後悔している。医者の言う事が全て正しいとは限らない。
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