石と流れを撮りに剣竜峡へ

gr3+gw4

昼ちょっと前か。ポイントへ行くと初老の夫婦が立っていた。二人とも登山するような格好。山から下りて来て川の流れのそばで涼んでいる風に見えた。

初老の二人はてんでバラバラに周りの景色を楽しんでいるようだ。

川底の剝き出しの岩盤の上に私を含め3人になった。ワイドコンバージョンで底から上に向けて覆いかぶさる木々を撮るのもいいかなと考えていたが絵にしたい空間にご夫婦のどちらかが必ず入る。

仰ぎ見る写真はやめて足下の石と川の流れを撮ることに専念した。

三脚を開脚全開気味に広げ、たすき掛けしたバックを石の上に置き・・ばあさんが僕から遠からず近からずの絶妙な位置からこちらをチラ見している。僕は構わない。

gr3x

構図を決めタイマーで撮る。露出時間は2秒。カメラの液晶画面は露光中はブラックアウト。2秒後に画面にポワッと画像が浮かび、ばあさんはパチパチ手をたたいたのだ。

振り返りざまに

「流れを白糸にしたんですね!」っと感動した顔つき。

俺は内心、あの距離からカメラの小さな液晶画面に映ってるのが見えるんかい?・・と思いつつも「どうも、どうも」と話をつづけた。旦那様がいつの間にか傍らに来てる。

カメラの液晶画面を二人に見せながら、ポジとかモノクロ調とか作例をパラパラ見せた。

「白黒がイイね!」と旦那様。

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