霞たなびく福島潟 芽吹きの季節を迎えた湖畔の木・Ricoh gr3x

RICOH・GRⅢx

辺りが白むまでエンジンを止めた車の中で待機する。目をつむって時間の経過を待つのですが、窓を閉めた車内にいると否が応でも自分の耳鳴り、左耳のそれが気になってくる。

絶えず聞こえるキ~ン音とは仲良く付き合わんばダメなんだが、我慢がならず外に出た。興味ある対象を見つけたり考えたりしないことには纏わり付くこの音が気になって仕方ない。

空を見上げた。

南東の低い位置に金星が輝く。ほかは光量の薄い星々ばかりだ。北斗七星のありかも識別できず。星座を探すも不透明な夜空にすぐに飽きてしまった。

ちょっと早いんだが撮影ポイントへ。足元を気にする。

二王子岳山頂付近にちょびっとばかり雲がかかっていて北へたなびいているようだ。その雲がどうなるかだ。しかし、待っても一向に焼ける気配が無い。山の端も前日とは違い赤帯に染まらず。

三脚に据え置いたカメラは水平すらとっていない。

こんな時はモノトーンがいいだろうか・・ふと閃いた。

(黙した夜明けがナニかを語ってくれようぞ)

色のない風景ほど実は顧みる大切なモノがたくさん隠れているようで・・とかなんとか言い訳探しながらポチったんだ(昨年この時期に見た圧倒的な朝焼けが重なるけどね 😀 )。

10日撮影・4時59分

福島潟の野焼きは度重なる天候不順で再三延期された。中止かな

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大杉の木の下の大きなショウジョウバカマ・Ricoh gr3

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