お気に入りの山あいの撮影ポイントへ久しぶりに行ってみた。ほぼ一月ぶり。排雪場と化していた近くの駐車場の雪の塊はかつての半分以下になってて地膚の露出が目についた。
杉林の中の雪は全て溶けた。足元の枯れ枝を触ると温かい。緑色した葉がその隙間から覗き見えて、なんだろうと枝を払い除けると、それはロゼッタ状に葉が広がったショウジョウバカマだった。
花芯はまだないが枯れ枝という布団を直に蹴り上げる勢いを感じた。
杉林を抜けて明るい山の際を歩いていると、露出した地面に無数のドングリが転がっていた。一つ手に取って拾い上げようとしたら既に芽吹いていて根差していた。
エッとなりました。
雪解け直後なのに、もうかよって。
雪の真下で春が蠢いていたんだよね。
どんぐりは至る所に落ちていて、そのほとんどは殻が割れている。あんな堅いドングリ、どうやったら目芽吹くのだろう?・・子供の頃に感じた疑問が俄に蘇ったよ。
積もった雪と植物側の地力のバランスか。
静かな湖面でした。波一つ立たない。
12日朝・阿賀野市
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