獣道脇にポツンと一輪

RVP100 Ai-Micro Nikkor 105f/2.8s NikonF3(3月28日/村上市)

春はカタクリと共にやってくる。

祝祭日でしか撮影に出向くことが出来ないのはサラリーマンの宿命で、肝心のその日が撮影に不向きであるなら諦めるしかないのであるが、これは当事者にとっては非情なまでに辛いものがあるのだ。

1週間セッセッと働いて上司の愚問に我慢し、ようやく迎えた自分の時間であれば尚更である。泥沼の世界で生きてきた人間であるなら、自身を取り戻す時を奪われたに等しい。

思い切って撮りに行った。

今にも雨が落ちてきそうな雲行きでもこの日を逃したらもう後がない。此所での撮影は来年に持ち越しということになる(それだって撮れる保証もない)。

一面のカタクリ畑が眼前に拡がっていたのでした。

半端な陽は花びらまで中途半端にしているものの、幸いにも風がほとんど吹いてない。早速撮影開始となるのだが、どこをどう切り撮れば良いのか悩んでしまった。

遠目では目移りする花々だらけで、そのど真ん中で途方に暮れたのでした。

結局は足元の一輪

林床の獣道脇にポツンと一輪。それを寝転がって撮っている。獣道は花が咲いてないから寝転ぶことが出来るからね。花を潰さないで済むし。

地面に置いたカメラのファインダーを覗くのは大変だ。当然顔は地面にくっついている。顎を地面にくっつけてもカメラの高さと目線位置が合わないから顔を横にして耳を下にしファインダーを覗く。

地面に接する耳が痛くなる。ガサゴソ、ゴソッ・・地中の音を聴く。

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鳥屋野潟銀河

椿の朽ち花が教えてくれたもの

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