風があります。カメラのストラップが右から左へ流れます。
鳥屋野潟の水面も薄暗い中で波立っています。
傍らのススキや足元の雑草も左右、前後に揺らいでいます。
私の髪の毛だけ微動だにしません。剣山ですから。
風の抵抗を受けるほど長くはなく、“ない”に等しい状態ですから。
髪の毛をかき分けた“最後の仕草”は何時だったのだろうか。
ストラップを押さえながら、ふとそんなことを考えます。
毛はともかく露出がピッタリとはまって、嬉し楽し。
RVP100 55㍉ NikonF5 上沼橋から
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