三角形。
カタチからしてまるで戦闘機だ。
これはスズメ蛾科の特徴である。
一目観て曖昧模糊とした記憶の気体が揺らぎだし、淀んでいた霧が引いていく。
ホラ、アレだ、ソレだぁ~・・・ホラ、なんだっけ・・・。記憶の扉がなかなか開かない。・・まぁ、メンタマにしっかり焼き付けたんで名前のことは家に帰ってから調べることにしよう。
撮影、写真・・今はソレが大事。
曇り空で光は弱かったが幸いなことに相手は動くでもない。
レンズのf値は開放4半から11近く。1/125秒から1/8秒(ミラーアップ)で撮りまくる。あんまり動かないものだから、下面左下から自家製レフで光を集めている。
撮影後に表翅をグイッと開いたら、後翅はエンジ色。
ついでに数歩前に出たから生きているのは確認した。
家に戻って早速名前を調べて見た。
簡単にヒットした。ウンモンスズメ(雲紋雀)。
翅の模様がモコモコ雲に見えるからなのだろうが、僕には撮影現場の状況からしてメイサイスズメ(迷彩雀)がピッタリな名前と思うのだけど。
この記事へのコメントはありません。