今年のフキノトウの撮影も散々だった。多くの方が同感と思うが、とにかく春が10日ほど早くやって来て、あっという間に過ぎ去った。撮影日誌にも「4月12日、春終わり」と書いてある。
何なんだ?
いや、待てよ!
年齢を重ねるたびに、時間の経過が速まっていくように感じるそれなのか?
そんな訳ない!
話戻って、フキノトウ。
関川村の鷹巣はクヌギなどの落葉広葉樹がその中心部を覆い、際に行くほど針葉樹が多い。必然中心部のすり鉢状の大地では落ち葉が幾重にもたい積していく。
際の半分地膚が覗いて見えるような枯れ葉の中から、文字通りフキノトウが顔を出した。ゆっくりと力強く頭をもたげてきたせいで落ち葉がフキノトウを布団のように包み込んでいる。
それにしても綺麗で食べ頃のフキノトウが沢山芽吹いている。
「春だと感じるときはどんな時?」と聞かれるとやっぱ蕗の薹を見かけた時。
それと、空高くヒバリのピリピリ声かな。
RVP100 55㍉ NikonF5
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