15日の鳥屋野潟の朝焼け。
日の出時刻が4時21分になった。夏至の前後はこの時刻が動かなくなる。
数日過ぎると昼時間が短くなっていく。
けれども夏が放つ光線があまりにも直線的で強烈なものになっていくから、移ろう季節に鈍感になっていくのですね。
ところが、いつの日か四季の変化に気づく時が必ずくる。アスファルト上の陽炎や、頰を撫でるそよ風や、もしくは耳元でそれが渦を巻いたりする音色で。
すると途端に、なにかやり残したような寂しい気持ちになってしまう。
夏至を過ぎると、登っていた坂道を逆に転がり落ちていくようで、切なくなる。
写真
ちぎれ雲が低く流れてきました。
それが画面の中に綺麗に入り込んだ頃に朝焼けのクライマックスを迎えてくれた。3つ並んだ雲の輪郭が朝焼けで際立つのを望んでいたが、それは起きなかった。
染まった時間は5分ぐらいでしょうか。
「折角来たのだから、ちょっとだけね」と言わんばかりに、ポワ~と膨らんで、すぐにシュポッと萎んでしまいました。
RVP100 AI-Nikkor 35 f/2s NikonF3 新潟市・鳥屋野潟 15日撮影
*湖面の一部にスキャン時のモスキートノイズが発生しています
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