雪の積もった階段を斜め上から撮ってみました。
段差のエッジラインや窪みが明るさの加減で微妙に変化しています。
雪雲が次々にやって来て吹雪いたり、時に雪煙が上がったりしますが、長続きはしません。嵐が去るとゆっくりと明るくなっていくのです。
ただ、太陽は顔を出してくれません。光は雲の中からやって来ます。
長い間、憑かれたように階段を見下ろしていましたが、面白い事に光の強弱で、エッジラインが見えたり見えなかったりするのですね。
光が変化する瞬間に目を前に向けて辺りを伺うもピ~ンとこないのに、この雪の表情にだけ限って神経を集中していると、完全に見失ったり、三本線が二本線に見えてきたり、おぼろげなラインになったりする。
そんなことで掲載写真は吹雪が一先ず止んで、光がジワリジワリと、回り始めた“初期”の段階に敢えてアンダー露出にして撮影したもの。
イメージ通りの『冷たい青』のラインが浮かび上がってくれました。
RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s NikonF5 1月15日撮影
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