夏の福島潟はコウホネ、ヒシなど水草が湖面を覆い尽くす勢いがある。
太陽の強烈で直線的な陽射しに照らされて、渡る風は時にして生臭く、お世辞にも、爽やかで心地よい涼風とは言いがたい。
とは言うものの、これはあくまで蒸し暑い午後の日のこと。
晴れた日の朝なんかは「いいんでね~の」と言わしめるだけの価値はある。
一度、そうした光景に出会うと「また見てみたい」「もっと綺麗なもの」となるのは人間としての性で、その傾向はカメラマンなら顕著であると勝手に推察する。
「毎度お馴染みの景色」と謙遜して人に紹介しても心の中では全く違う。
何が違うのか見ている人には分かるはずがなかろうから、最初にそう断っておいたほうが、どんなこと言われようが平常心が保てる・・からではないのかなと分析している。
撮影した24日の早朝は人手が多かったような気がする。
それぞれの人たちが、それぞれの想いを込めて写真を撮り重ねていく。
RVP100 AI Nikkor 35 f/2s NikonF5 7月24日撮影
[ad#co-1]
この記事へのコメントはありません。