歩き疲れて「ベンチで腰を降ろしたい」と言う。未来に向かう軌道の修正に思い悩んでいる時に新たに自身の健康不安が加わって、女房は明らかに血色の悪そうな表情を見せていた。
「其処のベンチで少し休め」
「そうする」「久しぶりに歩いた気がする」
「これでか?」「後ろの山茶花を撮ってるよ」
「そうして」「少し目をつむるわ」
・・その山茶花がこの写真。午後3時過ぎの陽射し。
一通り撮り終えて戻ると(10分ほどか)、近くで若い夫婦とその子供らが遊具に興じていた。女房は薄っすらと目を開けて、その光景を微笑みを浮かべて眺めていた。
「どうした?」「具合は?」
「ううん」「気持ちいいのよ」「陽射しが・・」
16日・鳥屋野潟公園にて
今日
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