農道をずっと向こうから走って来た。交差点を通り過ぎて車を停めて外へ出た。モワッとする熱い空気を吸い込み咽る。たちまちメガネが白濁した(気温差による結露かな)。
坊主頭のテッペンだけでなく体全体がジリジリしてきた。
カメラは熱を帯びて誤作動しそう。焦点の定まらない眼で眺めた昼下がりの田園風景かそこにある。これはクロスプロセスという現像特徴だけにとどまらない何かが作用してるに違いない。
目の前の光景に遠い過去を想う。
数十年前のこの日、ヒロシマはどうだった?あの時も朝から暑い日差しが降り注いでいたに違いない。それが午前8時15分にピカッと光りド~ンときたんでしょ?
頭の中の半ば記憶と化した映像が目の前の光景と重なってくる。
聞き飽きた「危険な暑さ」
熱中症指数がああだこうだ、なんてな表現はどうでもいいわ。
暑いのは暑い!
年寄りは外で歩くな。
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