撮影中に雨がポツポツ来て次第に本降りとなった。
岸壁から釣り糸を垂れる人を手前にして係留中の第18松前丸を背景にする構図を考えていた。手前の釣り人にピントを合わせたカット、逆に奥の工作船にピントを合わせて手前の釣り人を暈したカット。
なのにこんな天気、釣り人はいるはずがない。
そこは水溜りが出来て地面はぬかるんで油が浮いていた。
さながらさびれた波止場のような感じ。いやそれ以上だ。
この日6日土曜日は午前中は会社で仕事してた。そのストレスというか疲れを癒したく、またカメラと一緒の時間を思いっきり楽しみたくて思いついたのが此処だった。
少し緊張する独りの時間だ。
どこかにあるだろう監視カメラが気になったりする。11日から新潟でG7蔵相会議が開催されるから、こうした埠頭は警備が更に強化されてるに違いない。
進入禁止の柵こそないがカメラを向ける方向によっては警備員がやんわりやって来る・・(大体はガードマンは物静かに近づいてくるもんだ)。
錨がこんなところに!
前回は其処になかった錨を手前にして松前丸を撮ってみた。
錨のすぐ右横にはブルがあって、そのキャタピラが映り込む。ギリギリのアングルは中腰スタイルだ。松前丸の上部アンテナ、船尾が画面から外れない位置を探していたんでね。
足元は泥だらけ。靴底にへばりついた泥が重たい。
埠頭にできた水たまりで靴の泥を落とそうとするが接着剤みたいな泥。
なかなか落ちなかった。油が泥水にデロ~ンと鈍く光ってる。
周囲の雰囲気が殺伐な感じ
そんなことでRAW画像をハードモノトーンで現像してみた。
イメージはこうだったからね。
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