女池菜(めいけな)を買うつもりじゃなかった。店先のこの母さんの姿に実家で一人暮らしする母が重なってしまったんです。偶々通りかかったお店で名前も住所も定かじゃありません。
写真撮りたい・・撮りたい・・撮りた~い。
余計なコト考えるのが失敗の源。
立ち止まることもなく目的の場所みたいに店の中へ入ってしまえ~っ。
入っちゃった・・・。
(後に引けない状況を自ら作った)
(次は「撮らせてくれませんか」だ)
(さぁどうだ!言え! 言いたまえ!)鼓舞するワタシ。
それで発した言葉は・・
「め・・め・・女池菜3袋くださ~い!」(オッタマゲ~!)
(なんてコトしでかしたんだぁ~と半ば放心状態のオレ)
(なにが起きたか理解できないオレ)
傍らで女池菜をレジ袋に入れるお母さん。
(代金払ったらお店出るしかないな・・早く言えよ)
「あのぉ~写真撮っても・・」(ようやく言えた)
「はいはい・・」とお母さん
お店を出る際に「もう1枚だけ・・」
「はいはい」
母さんは僕の本来の目的が全てお見通しのようだった。
恥ずかしくなったよ。
「写真撮らせて」が「女池菜ください」と誤変換した原因の女池菜がコレ
5日撮影
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