西陽当たる街角のキリン・自家現像は全て自己責任に完結する

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西陽が当たる頃にやって来た。

『キリン』と名の付く洋食屋の店先にいつからキリンが家族でお出ましになったかは店の人に聞けば「それはね・・」と教えてくれると思うが、僕自身は客として店の中に入ったことがない。

単なる通行人として興味本位で聞いたこともない。

だから知らない。

お店の存在は女房が良く知っていて、「風呂上がりにパジャマの上に袢纏をはおり出掛けた店ね」と言い、「そのことがドン引きされたんだけど、いまでも、なんで?って思ってる」と、開口一番。

言うなれば、それほど庶民に広く浸透しているお店らしい。

いや、認めたくないが、女房の太っ腹な度胸というか、世間知らずというか、周りなんか関係ないねぇ~的なイケイケ精神と言うヤツは単純に比較検討外と片付けて結構だ。

店の前に立つと一寸したツマミと瓶ビール1本を注文したい衝動に駆られるが、強靱な意志でもってその誘惑を絶ち切り続けてきた(洋食レストランであるという・・その事をすっかり忘れている自分である)。

でも、その意志も必要なくなるほど経済的な余裕が出来つつある。

「我慢」という壁が崩壊し易い状況が出来上がってきたのだ。

モノクロフィルムで自家現像

費用が安い!

すぐに現像できる!

それに全て自己責任で完結できる。

最後の「自己責任で完結」は余計だが、小遣いのほとんどをリバーサルフィルムの購入と現像代に使い込んできた僕にとって、給料日前なのに手元に札が残ってるって言うのは革新的な出来事だ。

自家現像するようになって少なくともカメラ費用は「小遣いのほとんど」から「小遣いの半分ほど」となってきた(新たな誘惑の火種が燻ることだけは避けたい)。

リバーサルフィルムを忘れたわけじゃないけど(昨日2本買った)、モノクロフィルムで自家現像・・これはアナログ的写真人間には究極すぎるほどの到達点かもしれない・・と気が付いた。

ただしプリントまでしていない。あくまで自家現像で、しかも富士フィルムのアクロス100Ⅱっていうヤツにはコテンパンにやられ続けているのだけどね。

あのアクロス100Ⅱをなんとしても克服したい!

克服した暁には、このお店で独りでオムライスを食べることにしている。

瓶ビール1本付でね。
その後2022年暮れが押し迫る頃にT子と店に行く。オムライス・・結局これしか注文できない雰囲気を感じた。オムライスだけでサラダ、コーヒーはつかない。それで1,200円。美味しさより価格の高さが記憶に刻まれた。

19日撮影

*ネガをフィルムスキャナーでスキャンする際、露出をマイナス側に倒している

僕を透視する浜猫・おめぇ~・・それ以上近づくんじゃねえぞ!

夏の終わり・現像時の撹拌が強すぎたかカメラの露出故障か

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