イワウチワは岩団扇と書く。
葉っぱの形が団扇に似ているからだ。
私のように花そのものの姿に注意や興味の視線が集中してしまうと名前の由来を想像するのが難しくなる。
花の色は清楚な薄紅色で外側のフリルが可愛い。団扇なんて連想もしない。
一方、葉っぱは肉厚でごわごわ。
なるほど団扇の形をしている。扇ぐと風が生まれるかもしれない。
花そのものではなく、葉っぱの形に名前の謂れがあるのも珍しいのではないだろうか。よくわからないけど。
(これからの時期、似たような葉っぱで「イワカガミ」(岩鏡)が咲き出す。こちらは葉っぱの表面に光沢があり鏡のように映しだすからなんだろうか・・)
撮影時刻は午後の2時過ぎ。
樹幹越しの日差しが直線的と感じるほどで、イワウチワはその光を思いっきり吸い込んでいるかのよう。
それで逆光の位置から狙ってみた。
小さな姿でありながら力強さを感じるような花の開きになったかな。
背景のごちゃついた林の枝の重なりを嫌い、露出も不足気味にした。
RVP100 Ai-Micro Nikkor 105 f/2.8s NikonF3 胎内市
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