~前回の撮影の続き~
日の出が迫ってきて、顔が出るだろう山の端が一段と明るくなってきました。頭上には雲が流れてきて、その輪郭も光を受けて際立ってきそう。
三脚に固定したカメラの角度を少しだけ上に向けてパシャリ。
この時間帯は一寸目をそらし、そして視線を元に戻しただけでも、明るさが変わっているという不思議な時間帯だ。
その刻々と輝いてくる稜線部分を見ながらふと思ったのですね。
冬至を過ぎたから太陽が昇る位置はこれ以上右にはいかない。左へ引き返すって。夏至の頃を思い浮かべてみたんだけど、この構図のままでは左隅にも入らない。
つくづく日本は四季の変化に富んでる列島なんだなと。
銃声
あんまり書きたくないけど、鉄砲狩猟が近くでおこなわれている。
風物詩みたいなその音にいつの間にか慣れてしまったんだが、保護区のすぐ隣で「撃ってもいいよ」区域があるなんてヘンな気分になる。
午前7時にバッフ、バッフ・・と鈍い音が響いてきました。
普段ならその銃声に驚いて羽根を休めていたカモ達が一斉に浮き上がる。まるで鍋の蓋を開けた時に舞い上がる湯気みたいに。
ところがこの日はそれほどでもない。
遠くの方から、騒がしい羽音やら鳴き声が聞こえてはくるが、群れの塊が黒くなって動きまわるでもない。
彼らの危険察知能力で、敢えて危ない場所へは近づかなくなったのだろうか。
RVP100 AI-Nikkor 35 f/2s NikonF5 福島潟にて 12月
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