3月に入ったものの寒さが一段と厳しい。
日本海側の新潟ではこの時期も日中は灰色の世界。
空は濃淡様々な形の雲が幾重にもなり、低く垂れ込め、街を歩く人々の服装も心なしか控えめだ。
暗い夜空から真綿色の雪の螺旋階段を滑り降りてくるようなさまは情緒があり風情を感じさせるが、たいがいはそんなことより明日の雪かきで頭がいっぱい。
肌をさす吹雪に身をかがめて過ごすうち、巡りくる春の訪れさえ忘れてしまう。
まして夏は夢のまた夢。その夢をみてたい。
津南町 沖の原台地にて 35ミリレンズ 撮影年月日不明
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