夜明けの霧潟・2017年4月5日の福島潟は幻想的な朝霧の中にあった

福島潟は霧の中。

遠く山の端も、手前の野焼き後の黒ずんだ大地も霧に沈んでゆく。

聞き覚えのある野鳥のさえずりが綺麗で、まろやかで、心地よい。

けれども、それは夜明け間もない頃までで、気温が下がるにつれて、厚着をしてこなかった事をひたすら悔やんでいるのでありました。

長靴も超チープなだけあって、次第に冷たくなっていく足先やかかと部分に我慢がならなくなってきた(この日、県内各地は朝方冷え込んだ。その後気温がグングン上昇。阿賀町ではその寒暖差が20度以上あったらしい)。

「ちょっと寒すぎ」「風がないのになんでこんなに寒いんだ?」・・まわりに数人のカメラマンがいたのも知らず、つい愚痴ってしまう私。

この日はもともと会社に休みを申請していて、その日が近づくにつれ、天気予報ばかり気にするようになってしまいました。しかも、前日の予報を見たり、聞いたりして「ちょっといいかも」と確信するに至り、自制が効かなくなりました。

思えば1月の末以来、福島潟で風景の写真を撮っていない。日曜日になる度天気は芳しくないし、朝夕は娘の送り迎えで出掛けることも出来ず、自身の入院騒ぎもあったりで、それだけ消化不良になっていたのかも知れません。

夜明け前は蒼い福島潟を意識して、写真の構図から左側に振って、遠くの木々を配したカットを数枚撮影しています。

日の出が近づいて来ました。霧が静かにゆらいでいます。山の端が次第に赤らんできたので、この構図にしてパシャリやりました。

RVP100 AI Micro-Nikkor 105 f/4s NikonF5  4月5日撮影

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姫が踊る・しゃがめば太もも痛いし、立ち上げれば腰が痛い

蒼霧・2017年4月5日の福島潟はあまりにも幻想的な佇まい

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