鳥屋野公園では岸辺の茂みの中に多く見かけますが、興味の無い方はまず気づかないでしょう。
夏はヨモギやイタドリの陰に、秋は外来種のセイタカアワダチソウの足元に隠れ、また野イバラの密生した枝と絡んでいて関心がない限り分かりません。
目立つようになるのは実が熟した頃からでしょう。
乳白色を基調に、薄紫色、ヒスイ色と日本の伝統色を思わせる色合いの数珠玉がお目見えします。
深く渋みのある色彩です。
にもかかわらず目を引かないのは野ブドウ自体の美しさが足りないのではなく、自生している環境が陰鬱で雑然としているせいなのかもしれません。
ベルビア100 55ミリ NikonF5
[ad#co-1]
この記事へのコメントはありません。