陽が射して暖まってくると、飛び交う蝶が、やたら目に付いた。
少し近づいて、注意の視線を向けていると、
地面で日向ぼっこしている、
タカアザミの周りで地団駄踏んでいる、
空中で出会い頭にぶつかって、そのまま取っ組み合いのケンカを始める、
吸蜜中に横から邪魔され、大人げなく追い払おうとしている・・
など、4,5種類ほどの蝶がてんでバラバラな仕草で、それでいて何かある大きな支配下のもとで個性豊かに動き回っている。
「なにか、大きな支配下・・」それはたぶん、太陽の光・・でしょうか。
しばらく、その様子をおにぎりパクつきながら眺めていたが、タカアザミの花でもお気に入りがあるみたいで、集まってくるもの、咲いてはいるが全く見向きもされないもの・・だんだん見えてきた。
そうであることは予め構図を確かめておくことが出来るわけで、タカアザミの花が全体にスッポリと納まるところ、背景が綺麗な角度など三脚の位置から、その撮影高まで事前にチェックしてみた。
あとは蝶がバランス良い角度に向いてくれること・・・
来ました、来ました!キタテハです。
向こう側から回り込んで・・さあどうする?
・・おっ、もうちょっと下、・・そのまま・・・モデルさんには解るはずがないのに、ついつい声がでてしまう。
RVP100 AI Micro-Nikkor 105 f/4s NikonF5
*記事は11月18日、撮影当日の内容です。
[ad#co-1]
この記事へのコメントはありません。