謎のオールドレンズ・Ai-Nikkor35f1.4s

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馴染みのニコン認定修理店・Hサービス。

ここのホームページを閲覧してたら「G1レンズ、フィルター環を新品に交換。レンズ内は大変クリアーです。外装は所々擦り傷ありますが、おススメです・・。」という説明書きのある中古レンズを見つけた。2022年4月の記事。かれこれ3年近く経つが「Sold Out」表示は付いていない。

偶々オーバーホール品を受け取りに店に行くと、陳列棚の中にそのレンズと思わしきブツが他の中古品と一緒に並んでいるのが目に留まった。販売価格も一緒。ホームページのアレがコレなんだろうか・・気にはなれど、声を掛けることもなく店を出た。

Ai-Nikkor35f1.4sは過去に2度、新品で購入した経緯がある。が、いずれも半年経たないうちに手放している。原因は俺のパチンコ依存症。手元資金がなくなると機材を売り払ってまで打ちに行ってた。

あの頃は完全にイカレテいた。

今では製造中止となり、新品で手に入れるのは不可能になった。ならば程度が良い中古でも。この気持ちはずっと持ち合わせていたから、後日、電話で問い合わせてみた。

「このレンズにありがちなバルサム切れがあってレンズの周辺部が白く濁ってまして、そこを交換してます」と淀みなく語ってくる。本人(社長ではない)がブツを修理したのだろうか。

どうでもよいが、ダメなレンズ部品を新品に換えてるので買うことにした。

意味ありげなブツ

お店に引き取りに行くと電話で話した方が対応してくれた。でも、話がかみ合わない点が幾つかあった。「フィルター環を交換してるってことはこのシリアルナンバーはオリジナルではないですよね」と尋ねると「絞り環ですね」という。「G1レンズ交換となってるけど、それは前玉のコトですか?」にはモヤモヤ回答。それに鏡胴の一部に擦り傷じゃなく打痕キズがある。

腑に落ちないけどヨシとした。

で、ホームページの記載商品と照らし合わせたらシリアルナンバーが違う。慌てて連絡入れたさ。すると「確かにレンズ交換はしてます」ときた。此方はチンプンカンプンだ。

手にしてるブツをマジマジ眺めた。第一群レンズはどう見ても真新しい。フィルター環はどうだ?・・スレのないバージン塗装。刻印されてるシリアルナンバーはアフターナンバーだろう。

ということでホームページ上の写真を差し替えてなかったということにしよう。

腑に落ちないけど。

静かな湖畔/K・リゾレシチン

Spur SilverSalt Dev. & Rollei Retro80s

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