晩夏の海・小針浜

gr3

今朝6時前に海へ行く。思いついたのが小針浜。書き入れ時を終え周囲は閑散としているに違いない。今にも降り出しそうな空模様。風があるせいで暑さを感じない。

浜辺に釣り人がひとり。何故か波打ち際と並行に投げ釣りしている。邪魔しないように離れて歩いているとテーブルテントが風に揺れていた。これと先ほどの釣り人を絡めて撮っている。

ホッと一息・疲れを癒す

娘の薬の離脱症状が落ち着いた。もうあの時は「コレでお終いか」と腹をくくった。俺に出来るのは傍にいるだけだ。一緒に苦しんで涙を流す。それしかできない。

あの時は娘の状態が薬の離脱症状とはこれっぽっちも思っていない。恐れていた再発。これからと言う時にどうして今なんだ。女房とも出口の見えない真っ暗な闇に放り込まれた。

わたし・・今回は・・諦める・・救急車呼んで・・

深呼吸して・・水飲んで・・背中をゆっくりさする俺

娘の状態は一進一退・・波がある

(救急車呼ぶのは少しあとにしよう・・落ち着くかもしれない)

やっぱり‥無理だわ・・救急車呼んで・・娘は弱々しく繰り返す

3時間ほどして脈が平常に戻った・・背中の汗も消えた・・身体の熱さも鎮まった。おれは極力、今の状態から思考を逸らせようと「なぁ、修学旅行で一番の思い出を話そう」言ってみた。

女房が俺の意をくみ取って「私は旅行中,風邪で熱出して、だからどこでどうしたか全然記憶がないの」と。すると娘が「わたしさ、なぜか11階にいて、迷ったんさ・・」。

話は少しづつ盛り上がって、やがて名物先生の話に。笑ったりするように。

娘は落ち着きを取り戻していた。

救急車呼ぶのはよそう。朝になって看護師に連絡入れてみようか。

あぁ・・・そうだね・・

「暑い夏、バイバイ・・」って

晩夏の海・桃崎浜

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