バカなの撮ってしまったけど、消去できない。不思議な写真になった。もっとも、そう思ってるのは俺だけかもしれない。【鞄は持つ人と一緒じゃないと鞄じゃない】と実感した。
酔ってた。長く歩いていた。堀之内バス停で降りてしまった。どうしてもオシッコがしたくなって。降りると道路の反対側にセブンがあって安堵した。
トイレ借りて序にワンカップときな粉餅を買った。ものすごいアンバランスな取り合わせだが、ワンカップはいつか俺が吞むために、きな粉餅は娘にあげようと思って。
かなり長くバスに揺られていた割に駅からそう離れていない。遠回りするコースのバスに乗り込んでいたんだな。オシッコして落ち着いたら駅と自宅直線距離にして3分の1しか進んでいないことを知った。
バスを待つのもなんだし歩くことにした。
なかなか着かないな(1時間近く歩いているかも)
ようやく自宅が近づいてきた。南病院駐車場を抜ける。
広い駐車場、車が1台も止まっていない。街路灯の明かりが脚元をポワッと浮かび上がらせていた。この駐車場を抜けて帰ろう・・そしたらヘンに写真撮りたくなったのね。
鞄をモデルにして。
街路灯コンクリート土台の肩に鞄を立て掛ける。転がり落ちてしまう。鞄の中の小物を動かして鞄の重心位置を変えてもう一度立て掛ける。落ちない・・上手くいった。
離れてカメラを構える。光球がちゃんと入る位置まで下がる。しゃがんで鞄にピントを合わせた。2枚ポチってすぐに退散だ。何食わぬ感じで鞄を手にし、後ろも振り向かず歩いたさ。
きっと誰かが見てると思って。
間違いなく俺の一連の行為は奇行の部類に入るだろうから。
16日深夜撮影
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