カサカサに乾いた葉っぱは降雪でさえ「焼け石に水」だったか。
葉は火鉢であぶったようにカサカサでパリパリ。指の腹に葉を挟み擦ると脆く崩れてしまう。降雪による湿りの形跡すら見当たらない。解せないながらカメラを向けている。
ヤマボウシの実はまるで炭化したかのようにどす黒い。右の実にピンポイントAFで合点させたが、あまりの変わりように「いったい何が起きたんだ?」と訝しく思った。
ヤマボウシは木そのものが枯死していた。おそらくはこの夏の極暑が原因だろう。実をつけたあたりから日照りが続き、死に追いやったのに違いない。
あの暑さは異常だった。
動くことのできない植物にとってはさぞや試練の夏だったに違いない。
構図を探す
枯死した葉や実は目の前に数百はあっただろうか。最初は木の周りをぐるり。背景が空に抜けるかそうでないかを確認している。その後にモデルとなるべき被写体を探している。
手前に張り出してるヤツ・・主役が浮き上がるからね。
そうして選んだ被写体がコレだった。腰にカメラ抱えた右手をあてがい角度を調整してポチッている(腰に・・、少しでもカメラブレを軽減させるため)。
クリスマスイブに撮影・女池鳥屋野潟公園
*ヌボ~としたどんより暗い天気だった
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