暑かった夏の面影を微塵も感じない新潟浜

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暑かった夏の面影は微塵も感じられなかった。

それどころか既に侘しい大気が沈殿している。

ここ数日で季節は急に動いた。ちょっとは余熱を含んだ大気が留まっていてもいいのに。あまりにもスパッとな夏の別れは身体によくない。心の衣替えが間に合わないのだ。

窓を開け放っていたせいで鼻風邪をひいた。喉もイガイガする。

深夜に寒さで目が覚めた。

窓を閉める行為で夏が終わってるんだ・・と朧げな頭がふらついた。

10月初っ端は日曜日。雨がしとしと降っている。

海に出た。

乾いた砂地には雨だまりが所々に出来ていた。車の轍に沿って水が流れていた。

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砂浜にバレーネットが水を含んで重く垂れていた。

傍らには砂地をならすトンボとスコップ。

これらは終い忘れではないようだ。

しばらくはここで若者らがビーチバレーに興ずるだろうが、僕には終いが見えるんだ。

コロナ感染・第9波は山を越えたか

ここ3週連続で新規感染者数は前の週を下回っている。

カツラの葉 同化し消滅する生命体へ

カラフルな道路標示・Ricoh gr3x

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