「おめに菊、無理だでば~」
「薄らばがっ!」
聞いてもいないのに、近づいただけで文句言う父。
「夜中、照明当てて何やってんだ?」とトイレに起きたついで、興味本位に覗いただけなのに。
菊を眺めると、今でも子供の頃を想い出す。
その菊が今年も咲いた。親父の菊。
展覧会場にて撮影。背後の“千輪作り”は別人のもの。
全部親父が育てた菊(代々かな)。
あの暇さえあれば母と言い争いの喧嘩してて、とにかくもう嫌で嫌で仕方なかったが、菊を愛でるようになって、怒りの感情をコントロール出来ればと僕は秘かに思っていた。
過去写真 初掲載 *この時期ではないからね
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