Rollei Retro 80S Ai-Micro Nikkor 55f2.8s NikonF3
2カット撮影した。写真に写ってる木に近いところからと、少しばかり離れたここからと。ネガをルーペでチェックすると、近い方はアンダー気味だし葦原がうるさそう。それで此方のカットを拾った。
目まぐるしく天気が変わった。
福島潟へ向け車を走らせてると雲間から太陽が覗いた。光線が山々や田んぼを浮き上がらせていた。駐車場に着くなり、直ぐさまカメラ抱えて土手まで走ったが、その僅かな間に太陽は雲隠れした。
空を見やる。雲の向こうが明るくなって、また陽が射してきそう。写真は一度全体が明るくなって、手前側から陽が陰ってきて、奥側がまだ明るいときにパシャリしてる。
風が強い。寒い。
この後1時間もしないうちに暗くなり雨が本降りとなっている。
11月28日/福島潟
Rollei Retro 80S
まだ9種類のモノクロフィルムの使用と現像にとどまる僕の感想であることを最初に断っておく。
青い空がガクンと落ち込み、コントラストが強めなのに豊かな諧調描写のRollei Retro 80Sは出色のフィルムと思っている。特徴的な描写は使えばすぐに気が付くはず。
なので今回はこのフィルムの描写性能以外の点であれ・まぁ!と感じた点を記す。
謳い文句に「カメラ内でフィルムの給送がスムーズ」とある。たしかにフィルムチャージにスベスベを感じる。ただ、それがどうした?レベルである。それよりは現像時、リールへの巻き込みが実にいい。これは感動した(左右のリールを上下カチカチさせてフィルムを巻き込むタイプで)。
フィルムのベースがPET素材。スキャンするのに良いらしいが、どう良いのか判りません。ベースは定着すると限りなく透明に近いブルーになる(そう言えばこんな題名の小説があったな)。
現像前の前浴、10回ほど攪拌して排水してみなさい。イカ墨どばぁ~と出るから。それで2回目、同じく10回攪拌して排水。カクテル・ブルーハワイだ。アタイはフィルムに塗布されてる薬品もろとも流れ出てるような気がして前浴は1,2回程度に留めている。
フィルムの厚さが薄いという人もいるが2番目に好きなAdox CHS100Ⅱの比ではない。
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