土手を下って振り返る 子供の頃の自分が其処に立っている

Kodak T-MAX100 Ai-Nikkor 35f/2s+Y2 NikonF3

確か、此所に来る前に「太陽と競争した」んだったか。

撮影したのは6月上旬で間違いないが、それ以上の詳細を思い出せない。ネガスリーブを眺めて、西陽を受けた生コン工場を撮影した直後であったのを思いだしたくらいである。

モノ忘れはいまに始まったことではないんだが、少なくとも時間の前後は判っていた。それが経緯も定かでない。こんな時は決まって会社で嫌なコトでもあったんだ・・と早々に考えを中断させるのが得策だ。

しかし、寝てて急にアレはなんだったかな?・・と記憶を手繰り始めてるんだね。そのうち考えの中枢がもっと遠い過去へと記憶の海馬を探り始めてて、気がついたら目が覚める。

写真もそうだ。

遠い過去にこんな土手で戯れた。なんとも言えない心落ち着く空間。回りの喧噪も聞こえてくるんだが、気にも留めなかったのはそれだけ自身の興味の対象にドップリはまっていたからか。

自転車で駆け下りたこの坂道は遠い記憶だけを呼び戻してくれた。

太陽と競争した帰り道・NikonF3モノクロフィルム

新潟市沼垂散歩 夏フェンス・Kodak&NikonF3&Ai-Nikkor35f2s

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