痩せた牛の背・陽が傾き丘の砂紋が浮き上がって俄かにやる気出たワタシ

Kodak T-MAX400 Ai-Micro Nikkor 105f/4 NikonF3

陽が傾いてきて砂紋が一際目立ってきた。

“山の頂上”の一角だけ輝いて見える立ち位置と眺める高さを探しまわっていたら、なんと僕が車を止めた駐車場のすぐ脇の砂山がいちばん良さげ。

車から砂山の“裾野”まで20㍍ほどしか離れていない。

たしかこの砂山は車から降りて真っ先に砂紋状態を調べに近づいている。

僕の足跡がその証拠だ。

面白くないと感じたんだね。

一つも撮らなかったから。

それが皮肉なことにこの目の前に立ってるんだから。

全ては陽の光のせい。

傾いた位置、見ている高さ・・この直線上の砂紋だな・・と。

不純物が混じっている形跡もない砂紋のエッジが際立ってきた。

でも・・なんか・・アレだなぁ?・・

痩せた牛

カメラの構えた位置のせいで、砂紋が痩せた牛の背に見えてくるんだ。

一度でもそう見えちゃうと、もう振り払ってもダメ。

嫌って撮る角度や立ち位置を数回変えたのだが、砂紋のエッジが沈み、のっぺらぼうな板みたいになってしまう、陽の当たる部分も刻一刻と変化していく。

結局当初の立ち位置に近いポイントから撮影した。

11月14日撮影

T-MAXデベロッパー(2回目) 24℃ 6分10秒

*倒立攪拌30/30/5でやったけど、5を2にしようかな。

小型現像タンクやフィルムを巻いたリールのその水が抜ける穴の作りなんぞを考えて攪拌回数を多めにしてるのだけど、ちょっとね・・いろいろ試行錯誤しながら現像を楽しんでます。

冬の太陽光線・Kodak D-76原液 24℃近くなので現像時間6分にした

夜明けの木・メルヘンチックな世界を感じたんだ・形が好きで狙いました

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