カラスと一緒の朝焼け・「カァ~」が「アホォ~」と聞こえる


2015年6月12日(金)撮影

天気予報で曇りのち雨の予報。

天候の変わり目が朝方のようなので朝焼けが期待できました。

気になって3時前には目を覚まし、暗い雲間を何度も見やりました。

3時30分過ぎ、地表近くの雲が染まり始めたためコーヒーを飲み干す間もなく出発。

上沼橋に立ったのが3時50分。当然ですが誰もいません。

生ぬるい風が吹いて雨の予感がします。

東の空は出発時とさほど変わらない薄い桃色。

おまけに天頂部は厚い雨雲が覆い始め、逆に暗くなったみたい。

「あ~ぁ、寝てればいがったな~」

と、あきらめムードで立っている私の頭上近くをカラスが一羽。

「アホウ、アホウ」

と声高らかにがなり立てながら飛び去っていきました。

「カア」でなく「アホウ」と聞こえるのは私の歪んだ性格でしょう。

ところが飛び去ったはずなのに何故か舞い戻り、近くの電柱に着地です。

「んどりゃぁ~」

「アホウ!」

とクロスケに吐きましたよ。

空が動き出しました。

朝焼けです。桃色の部分がだんだん濃くなっていくのです。

カラスどころではありません。

“ビッグスワン強烈な朝焼け”(とんでもない題名)と似たような色合いです。

あの時と同じ棉飴雲。湖面の照り返しも似ているような。

染み込むというより反射する範囲が次第に拡がっていきます。

ミラーアップしてアイピースシャッターも閉じて静かにパシャリ。

電柱の上では例のカラスがじっとしたまま。

もしかすると、あいつもきれいな朝焼けを眺めていたのかな。

RVP100 35ミリ NikonF5兄

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睡蓮・露出を切れ詰めて立体的に浮かび上がらせてみた

ユスリカと朝焼け・飛び交う小さな虫を払いながらシャッターを刻む

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