上沼橋4時過ぎ到着。雲はありませんが、春特有の朝の大気が上空を薄く覆っていました。
水分を多く含んだ大気のせいで、遠く山際が霞みがかって見えます。昇ってくる太陽の陽を反射して、やがて赤く染まり出すのですが、この日は、文字通り”東雲色”の朝焼けを眺めることが出来ました。
春霞が濃いのでしょう、顔をのぞかせた太陽はいつになく弱々しく見えます。しかし、その周辺部はいよいよその濃さを増し、拡がる一方で、水面(みなも)にも綺麗な色合いで映し出されていました。
「こんな状態で、雲が薄くたなびいていれば、清少納言のあの有名な一節そのものだな」なんて思いはしたが、腕時計を確認して一気に現実に引き戻されました。
「はよしねば、まにあわね」(早くしないと、間に合わない)。
出勤時間が近づいていました。
RVP100 105㍉ NikonF5
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