Ilford HP5+ Ai-Micro Nikkor 55f2.8s NikonF3
1年以上冷蔵庫の中に眠っていたこのフィルム、俺は嫌いだ。世間ではなにかと評価が高い。実際の写真を拝見すると、購買価格が控えめな割りに発色がすんばらしい。
しかしだ、この描写がいいのには訳があると踏んでいる。粒状性低減スイッチオン、メリハリどん・・投稿にあたって絶対に操作してるってと考えている。
それは俺が過去にこのフィルムで撮った写真を観れば頷けるはず。
とにもかくにも粗い画像。
周りのみんなと比較しても俺の写真だけが粗い。
何故なんだ!
解決の糸口さえつかめない。そのうち使うのをためらうようになった。消費期限が切れてしまえば、躊躇なく捨てることができる・・そこまで思うようになった。
適正露出での撮影を心掛ける
ここ一月で現像時の攪拌スタイルと水温管理がサマになってきた。同時に撮影時の露出決定も元に戻した。今回、相性の悪いフィルムを使ってみれば、何かしら解決してるかもしれん。
現像結果はよかった。だからスキャン画像もこんな感じになった。
HP5+ってフィルムベース濃いのか?
二浴定着9分、6分やって、それなりに回転攪拌取入れて、本水洗いもバカ丁寧にやったつもりで現像タンクからリールを取り出したら、焦ったぜ。ベースが真っ黒く見えた。
もしや作業液を間違ったか・・そこまで考えた。
そこで1年以上前のデータと比較した。幸いなことに当時の現像後のネガの切れ端が「これでいいのか、ベースのヌケ」コメント付きでノートに貼られていた。
今回の定着時間は前回よりは長くしてる。水洗い時間は前回より短いか。
見比べる⇒ほぼ同色
5日撮影・新発田市赤谷
現像データ:
13日未明に現像。外気温20℃以下、水温22.6℃。窓を開ける冷えた空気が室内に入り込む。水道水は蛇口をひねってしばらく水を流すも生ぬるいと感じる。現像水温20℃が冷たく感じるほど。
Silversalt Dev.(1+20)13分30秒(30/60/1)
定着①9分②6分・・ながくやってもフィルムベースは濃い
娘のこと
娘は21歳。病気で休学中。「何も悪いことしていないのに どうして こんな体になった?」。今日夕飯前、神妙な顔つきの娘に寄り添うと彼女はこう言うと、涙を流した。
抱き寄せて、「そうだよな 苦しいよな」オレも泣く。
何としても、この病を克服して見せる。
病気を受け入れるんじゃなく、その先の将来に明かりを見つける。
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